機動戦士ガンダムSEED:ストライクガンダム(Advanced MS in Action)

2002年秋に始まったガンダムシリーズ『機動戦士ガンダムSEED』がいよいよ製品化されました。地球連邦(?)が開発した5機のガンダムのうち、4機が敵軍に奪われ、このストライクガンダムだけが手元に残りました。主人公はこのストライクガンダムで、奪われた4機と死闘を繰り広げていきます。

ストーリーの展開は、基本的に1stをなぞっているようで、コロニーでのガンダム起動→ルナツーへの避難→地球への下降、といったフェイズを順調にこなしています。はじめはあまりにもベタななぞり方だったのですが、だんだんとSEEDの色が出てきていい感じになっています。

SEEDでの商品展開に合わせて新たに立ち上げられたAdvanced MS in Actionブランドですが、これまでのトイ感覚とは異なり、重量感ある造形に重きが置かれているようです。
パッケージには、このように素体むき出しの状態で梱包されており、別パーツになっている装甲をはめ込みでつけていく格好になっています。素体単体で見ると、肩や足首の二重間接化、手首、股関節の立体的可動(連結部分を中心に円錐状(?)に回せる)など、意欲的な機構が多く搭載されています。頭部が左右の振り向き程度しかできなのが残念。

股関節や足首の動きに幅があるおかげで、素体状態なら片ヒザ立ちや正座、一本足も可能です。これら可動域が、装甲装着によって大幅に削られてしまうのは非常にもったいない…(クリックでそれぞれ画像拡大)。
装甲取り付け中の状態。説明書がついており、その順番とおりにはめていかないとまた外さないといけなくなりました。事実、この画像を撮った後パーツを全部つけようとしたら、腰周りをいったん外す羽目になりました。基本的に、パッケージ上部にあるのが前面、下部が背面のパーツになっているようです。でも説明書わかりにくいです。説明書側だけでも、パーツ一覧とパーツ番号つけてほしかった。

取り付け中の背面とその完成後。貧弱だったボディが、装着によって徐々にカッコよくなっていくのは楽しいです。でもちょっとめんどくさい…。装甲でのギミックはほとんどありません。背面バーニアが少し動くくらい。あとは、素体との連結箇所での可動くらいかなあ(クリックでそれぞれ画像拡大)。
シールドとライフルが付属。ライフルでは沿え手用のグリップが動くほか、シールドでは前腕部に装着するマウントラッチと、手に持たせるためのグリップがついています(グリップは取り外し可能)。

装甲や連結箇所の素材が塩ビではないので、無理やり曲げたり切込みを入れてポーズを取る、といったMS in Action独特の楽しみ方ができません。普通に組んだだけでは、立ち姿勢でちょっとポーズつけるくらいしかできないです。

某掲示板で"プチGFF"と揶揄されていましたが、その言葉が妙にしっくりきます。これまでのMS in Actionと同じだと思って買わないほうがいいです。ご注意ください。あ、MSをスクラッチする際の素体としては使えるかも(クリックで画像拡大)。

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